歴史
経済は大量生産と大量消費に伴って発展する。
ニューワールド共和国においても、豊富な燃料生産地を擁し、機械類の作成工場を多く持つ西国文化は、大きな発展を遂げた。
一方、燃料を持たず、主に生物資源を産出する森国には、大量生産文化は育ちにくかった。
地理的要因で全てが決定するわけではなく、西国、南国にも、それぞれの悩みはあったが、経済発展に取り残されることは、多くの森国の悩みであった。
海法よけ藩国でも、その問題は大きく響いていた。
燃料消費の多い詠唱系職業を有効活用できず、乗り物類の開発も、未婚号の先を進めなかった結果として、国内の基幹産業育成に失敗。
アイドレス2の開始と共に、経済危機が襲うことになる。
それに対し、よけ藩国が打った手は二つ。
一つは、巨大ドッグの作成。
もう一つが、錬金術師の育成である。