08-0601 同じ星にいるということ
(社説:文責 海法 紀光)
アイドレスというゲームがあります。
テラと呼ばれる一個の惑星で、にゃんにゃん共和国とわんわん帝國の二つに、また、それぞれの藩国に分かれてプレイするゲームです。
アイドレス1からオフシーズン、アイドレス2までプレイして思ったことがあります。
それは、我々は、同じ惑星の上で生きている、ということです。
共和国だろうが帝國だろうが、どこで起こったことであっても、結局、全体に影響をおよぼしていきます。良いことであっても悪いことであっても同じです。
アイドレスに「対岸の火事」は、ないのです。我々は運命共同体です。
言い方を変えるなら。
あなたの喜びは、私の、私たちの喜びです。
あなたの悲しみは、私の悲しみ、私たちの悲しみです。
(そうですよね?)
誰かの悲しみを自分の悲しみとしましょう。ともに悲しんでともに取り組みましょう。
誰かが転びそうな時は、手を差し出しましょう。それが遠くに見えても、結局は、同じ星の上のことです。
だから。
一人で悩まないでください。、自分だけで何とかする、と、思えば思うほど、それは他人をどんどん巻き込みながら広がってゆきます。
大勢に迷惑をかけそうな時、自分だけで何とかなる、何とかする、と、思わないでください。
大勢に迷惑をかけてしまった時、時自分が傷つくことが責任を取ることだ、と、思わないでください。
「自分さえ傷つけば問題が解決する」と思いたくなることはあるでしょうが。
そういうことは決して。決してありません。
それを忘れた時に、悲劇は繰り返し起きるでしょう。
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