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L:巨大ドッグ={
t:名称=巨大ドッグ(施設)
t:要点=ドッグ,むちゃくちゃ大きい,建造中の船
t:周辺環境=岸壁
設定コンセプト:
場所:海法よけ藩国 本島地下と海に面した一区画の港
面積:(明確な数字にはしない方がいいかな、と考えていますが…)
施設:港・造船所・整備工場・修理工場・部品工場・警備室・仮眠休憩室・タイガー厩舎・宿泊施設(温泉あるらしい)・食堂
施設内移動手段:タイガー
施設内通信手段:瞑想通信
※巨大ドッグ、とありますが、船向けの施設であること、日本では「ドック」の表記の方が多いため、表記を「ドック」に統一させていただきます(文章監修総責任:青にして紺碧)
※GENZさんの質疑により、巨大ドックは4000m2の広さが必要、とのことです。(青にして紺碧)
■巨大ドックとは■ †
ドックとは船渠(せんきょ)ともいい、船の製造・修理、また係船(けいせん/船をつなぎとめること)・作業(にやく/船の貨物を上げ下ろしする作業)などの設備の総称である。
海法よけ藩国のドックは、港に併設された地上施設と、そこから繋がる藩国本島地下に構えている。
地下部分の広さは地下第一階層の大半を占拠しているが、第二階層以下への移動施設、また共和国環状線国内路線の一部が地下を走っていることから、地下第一階層すべてを占拠しているわけではない。
地下施設となっている場所は、海法よけ藩国所有の秘密戦艦建造跡地を利用。現在は、各種艦船の補修などを行っている。
主に収容対象となる、秘密戦艦の巨大さからも、それを建造した跡地でもあるこの地下ドックがどれほど大きいか想像できる。
入渠口は港脇の岸壁にあり、地下ドックへはそこから続いている。岸壁の切り立った岩肌に洞窟のような入り口があり、地下ドックへの船舶の出入りはそこのみが使用される。
地上ドックでは、日常に使われる類の船舶の建造が日々続けられているため、いつ見学に行っても何かしら建造の様子、もしくは整備の様子などが見学できる。
たまに客船などの大きい船舶の建造が見られることもあり、船が好きなものはこまめに通う者もいるようだ。
地下ドックでの建造・整備の状況などは一般国民、はては施設の一般従業員も、後述するセキュリティーレベルによって情報が制限されるため、詳しいことは知らされない。現在何かを建造しているのか、それともなにもないのかは一切不明である。
艦船をドックに入渠させる際、まず盤木(船を支えるもの)を構築する。この盤木でドックから排水が行われた後も、艦船を直立させておくことが可能となるのだ。
入渠が完了すると、その入り口にある水密性扉が閉められる。それにより、ドック内は海から完全に隔離される。
その後、ドック内にある海水を巨大なポンプを用いて排水するのだが、ドック自体が巨大のため、排水が完全に終わるにはかなりの時間がかかる。地下のドックでは1日かけて排水することもあるようだ。
排水の際、盤木に位置の微調整のため、水中で盤木と艦船の船底の位置を調整するダイバーがおり、交代で排水の間、監視している。
排水が完了すると、必要に応じて足場などを組んで作業が開始される。
■各施設■ †
○港 †
もともと海に囲まれた島国である海法よけ藩国では、港は重要な施設である。
漁業・輸出入品などの運搬・また人々の足として多くの船が活用されているため、港とその近辺の開発はかなり進んでいる。
この港には主に戦艦などの軍事に使われる船舶、輸出入のための運搬船が多く停泊しており、荷役などを行っている。
またドックが併設されているため、停泊中のメンテナンスなども、専門技術者により円滑に、かつ安心して行える。
そのためか、多くの船舶がこの港を利用している。
運が良ければ、完成された軍艦などの出航式が見学できることもある。
○造船所 †
戦艦など国内のなかでも機密性の高い戦艦・船舶は地下造船所で建造されている。後述の整備工場・修理工場と併設されており、船舶に関することのほぼすべてを賄えるだけの施設といえる。
地上にも造船所はあるが、こちらで建造されているのは一般の客船や漁業用・運搬用の船舶である。そのため、規模も地下に比べるとかなり小さい。
○整備工場 †
D整備(船舶のパーツを全てバラして完全に改装修理し、新品状態に持っていく整備)まで行えるよう、施設が整えられている。
そのため、ドックの中でも広い面積を占めている。
ドック建造当初は秘密戦艦発掘跡地をそのまま流用していたため秘密戦艦専用となっていたが、よけ藩国での戦艦の製造が増える事に合わせ、これから建造される戦艦の為にドックが拡張・増設されている。
○修理工場 †
整備工場で不良が見つかった部品を修理し再び使用可能な状態にする為の工場。
いくら河から良質の砂鉄が見つかるとはいえ、海法よけ藩国の資産はお世辞にも良好とはいえず、安易に「故障したから交換する」という事が出来ないというのが現状である。
そのため、この巨大ドックでは4R(Reduce:減らす、Reuse:再び使う、Recycle:再資源化、Repair:直す)をテーマに掲げ、出来るだけ出費を押さえ資源の使用を押さえようとしている。
特に、発掘兵器である秘密戦艦DAIVAの場合は他の通常の戦艦・船舶とは異なる技術基盤で作られており、そのパーツを新規に作る事が困難となっっている。
そのため、マッドサイエンティストを中心とした解析部門を設け、日々DAIVAや他国の技術を解析・応用する研究をしている。
○部品工場 †
巨大ドックで使用されている様々なモノを製造している工場。
いくら修理に力を入れてはいても修理不能になる物もあれば、安全的視点から見て新規の部品を使うしかない部分などもあるため、各種の部品を製造する工場も併設されている。
基本的に工場の中は自動化されているが、最後の仕上げだけは熟練の職人達の手作業となっている。
材料としてはよけ藩国の河から取られる砂鉄などが使用されているが、最近は近頃姿が見られるようになってきた錬金術師達が新たな素材の精製法を提供するなど、より良い物を作るために試行錯誤が繰り返されている。
○仮眠休憩室 †
従業員の中には昼夜を問わず従事している者などもいる。
作業が佳境に入ると、地上の宿泊施設への移動時間も惜しいため、ここで仮眠などをとったりしている。
しかし、簡易のシャワールームとベッドルームしかないため、あまりに疲れが取れないときなどは、渋々地上の宿泊施設へ向かう者もいる。
現場にこもりっぱなしでは、日光に当たらないため体調にもあまり良くないとされ、泊り込みは構わないが宿泊・休憩はなるべく地上施設へ行くよう指示が出されている。
○タイガー厩舎 †
地下~地上の各施設間は距離が長く、従業員が徒歩のみで移動しようとすれば、施設間の移動だけで半日かかる場合もあるため、従業員が各施設間を移動したい際には避けタイガー(以後、タイガーと略称)を使用する。
タイガーは、海法よけ藩国国民が使用する主な交通手段の1つであり、故に個人的にタイガーを所有し、それに乗って通勤してくる従業員も少なくない。
その為、従業員所有のタイガーを、飼い主が働いている間預かったり、施設内で働いているタイガー達の厩舎が、地上施設内にはある。
飼育から調教などを行う専門施設も併設されており、専門の獣医もいる。従業員所有のタイガーの体調なども、この専門の獣医が無料で診察するので、従業員達も安心して預けている。
個人のタイガーを持たない従業員に施設間移動用としてに提供されるタイガーは、国からの認定を受けた調教済みの、温和な性格のタイガーが選ばれる。
基本的に、タイガー達が公道等を走る際には、藩国指定のナンバープレートを首から下げるが、ドック内を走るタイガー用のナンバープレートは、施設内用の特殊ナンバーとなっている
。
従業員が普段乗用している個人所有のタイガーを、施設内でも乗用とする為には、万が一の施設内の事故などを最小にするため、別途、特別な試験がタイガーに課される。これに合格したタイガーのみが、ドック内で乗用可と認定される。タイガーについては、別項で解説する。
○宿泊施設 †
昼夜問わず働く従業員のための宿泊施設。
建物は食堂と繋がっており、寝泊りをするための個室以外に作業着を洗濯できる洗濯所、シャワールームに温泉施設もあり、泊り込んで作業している従業員が少しでも日々の疲れを癒せるように考慮されている。
○警備室 †
港などは一般人にも開放されているが、それ以外の施設は全て関係者以外立ち入り禁止となっている。
そのため、施設は専用のセキュリティーシステムにて管理されており、これは各従業員が持つセキュリティーカードレベルとの照合によって行なわれる。従業員のセキュリティー開放レベルは、担当エリア・階級などによって異なる。
警備員も配置されており、その警備員の詰め所・セキュリティー管理をしているのがこの警備室である。
セキュリティーレベルは上から順にS・A・B・Cと設定される。Sは国家レベルの戦艦・船舶の製造・整備や修理を行うエリアで、藩国の上層部と開発関係者以外は一切の立ち入りを禁止されている。
A・B・C各エリアの区分分けは建造・停泊している船舶にもよるが、Cエリアは地上で一般人に開放されているエリアなどが該当する。
○食堂 †
食にこだわりがある藩王の強い要望「飯が上手いと仕事も楽しい!!」を受け、かなり味に評判がある食堂となった。利用者を飽きさせないよう、季節によってメニューを変えたりして種類を豊富にするなど、シェフの努力が見える。
地上の食堂は港やドックを見学に来た一般人にも開放されており、中にはこの食堂で食事がしたくて港にやってくる者もいたりするくらい好評である。
地下と地上の食堂でメニュー内容に大差はそれほどないが、地下は従業員しか利用者が居ないのに対し、地上の食堂は先述にあるように一般の利用客も多いため、子供用メニューやスイーツのメニューなども豊富である。
食材の中心は国内で取れるものを多く使っており、他にもにゃんにゃん共和国に流通している食材もふんだんに使われている。メニューの中には鍋もあったりする。
食堂の中には、弁当持参者のためのフリースペースや歓談の簡易応接室などもあり、幅広く利用できる憩いの場ともなっている。
■施設内移動手段■ †
○タイガー †
海法よけ藩国に生息している、ダチョウに似た生物。
当初、“タイガーライド”という、タイガーに乗って行うスポーツのみで脚光を浴びる存在だったが、次第に乗用として国内に普及。その機動力が巨大ドック内の移動に適すると判断し、これを利用することとなった。
燃料はタイガーの食費のみなので燃料の心配がいらず、しかも低燃費と、地下環境にも優しい。
排泄物は肥料として加工された後、農業に利用されている。
■施設内通信手段■ †
○瞑想通信 †
施設で働く従業員のほとんどが森国人のため、主な通信手段は瞑想通信を利用している。
■施設機械■ †
○ゴーレム(名称募集中) †
巨大ドックでの修理や整備、その他雑務をこなす為に作られた機械のうち、特に人型をしているモノを指している。
巨大ドックで働く猫士達は、その体の小ささから狭い場所での作業では特に重宝されているが、反面その力が弱いという弱点もあった。
勿論工業用機械のは猫士単独でも動かせるように設計され実際に運用されているが、やはりフレキシブルに動ける「人型」の工業用機械が欲しいという要望が少なくない事もあり、人型作業用機械の製作が始まった。
実はマッドサイエンティストや人型ロボット愛好家が無理やり企画を通した、という噂が流れているが、真相は定かではない・・・
理由はどうあれ、その人型作業機械は「ゴーレム」という仮名が与えられ開発が進められた。
基本的な構造などは海法よけ藩国が誇る未婚号の技術を流用されているが、理力戦闘を目的とした未婚号とは違い作業機械には堅牢さや強固さに加え整備のし易さを求められているた。そのため構造は簡素化され理力使い以外にも使えるよう機械化が図られた結果、一見未婚号とはまったく似ても似つかない無骨な外見になってしまった。
とはいえ作業機械に求められているのは外見の美しさではなく、いかに作業を効率的にこなせるか、という事であり、この「ゴーレム」はその意味で言えば十分な性能を発揮した。機械化が進められた結果、未婚号の欠点であったパワーという点が克服されており、簡素かつ堅牢なそのボディは過酷な作業にも耐え、現場での評判は良好であった。
この評判に気を良くした開発陣は調子にのり、本来猫士用であったこの「ゴーレム」を人間が操縦できる用にした第二世代型を開発した。とはいえ、その開発期間は極短く、また第一世代型の頃から「明らかに人間が乗る事を想定してあるように見えなくもない」機構があり、確信犯的な行動であることを思わせた。
様々な思惑に彩られたその第二世代型「ゴーレム」であるが、外見上は人間用の操縦席がある程度の違いしか見られず、また第一世代型からの改修が(まるで図ったかのように)簡単だったため、現在は全ての「ゴーレム」が第二世代型になっている。
この第二世代型は人間と猫士どちらか一人(一匹)でも操縦できるが、一人と一匹が同時に操縦する事で、精密作業を行う事が出来るという利点もあった。また、腕部と脚部がブロック化されており、作業に応じてその部位を換装する事も出来るようになったいた。
説明文章作成:夜國涼華&うにょ
施設監修:うにょ(劔城 藍)
文章監修総責任:青にして紺碧