《設定文》 てとてとてと 王城の一角を歩く、小さな子猫がいた 海法よけ藩国の王猫、ガミッチその人・・・その猫である。 彼には最近お気に入りの場所があった、よけ藩国王城の奥深く、めったに人が来ることがない部屋である。 http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1676.gif (周辺環境:イグドラシル/森沢) しばらく前、城の中を探検していた時に迷い込んでしまった部屋である。 その部屋は、不思議な部屋だった。 部屋の中には何も無いのだが、部屋の中心に仄かに光る「ナニカ」が見えるのである。 見ようによっては「樹」に見えるその光る「ナニカ」は、見る角度によって色々なモノが透けて見えた。 人、犬、猫、I=D・・・ それらを眺めるのが楽しく、また光も暖かなモノだった為、ガミッチは毎日のようにこの部屋に来るようになっていた。 その部屋に数日前から来訪者が現れた。 ある日その光る「ナニカ」の下で丸くなっていたガミッチの上に、小さなリスのような生き物が落ちてきたのである。 小さな体に大きな尻尾と大きな耳 森国である海法よけ藩国にもリスはいるが、初めて見るリスだった。 「・・・」 「・・・」 お互いしばらく見詰め合った後、何事もなく昼寝を再開したのだった・・・二匹で寄り添って。 その翌日、ガミッチが部屋に入ると、リスは三匹になっていた。 「・・・・・・?」 首を傾げるガミッチ 「「「・・・・・・?」」」」 そのまねをする三匹のリス達 http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1672.jpg (大ネコリス、中ネコリス、小ネコリス×3/亀助) しばらくそのまま固まっていたが、よけ藩国の王猫らしく難しい事は避ける事にしたガミッチは三匹のリス達と一緒に部屋の中で駆け回ったり光る「ナニカ」を見て過ごした。 http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1706.jpg http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1705.jpghttp://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1707.jpg 周辺環境:イグドラシル<上:背景、下左:上空、下右:誕生>/亀助) てとてとてと 今日もガミッチはあの部屋へ向かっていた。 今日のおやつが胡桃だったので、四匹で食べようとちはお手製の「ガミッチ様お菓子袋」を背負い意気揚々と、尻尾ふりふり歩いていた。 部屋に入ると、ガミッチは違和感を感じた。 目を細め暗い部屋を見渡すと、いつも居る三匹のリスに加え、一回り大きいリスとそのもう一回り大きいリス、二匹のリスが新しく部屋にいたのである。 「・・・・・・・・・?」 首を傾げるガミッチ 「・・・」 ペコリ、と頭を下げる大中、二匹のリス 中くらいのリスは、小さな三匹のリスを背中に乗せ、大きなリスが一歩前に進み出た。 大リスと目が合うガミッチ。 ガミッチは、同じような目をした者達を知っていた。 時に目的を持って、時になんとなく、様々な理由でこの国に来た者達と同じ目をしていた。 そういう者達を前にして、ガミッチが喋る言葉は一つしかなかった ガミッチ「にゃん(とくにさしゆるす)」。 この日を境に、海法よけ藩国でネコリスの姿が見られるようになった。 (文:うにょ) http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1740.jpg (ネコリスファミリーとガミッチ様/黒崎克哉) 名前:・ネコリスファミリー(ACE) 要点:・大ネコリス・中(お母さん)ネコリス・小ネコリス×3 周辺環境:・イグドラシル 評価:全能力3 特殊: *ネコリスファミリーはネコリスの友か隠居したメードの指示で大変分かり難い方法でメッセージを伝えられる。解読に成功すると、その人物はもっとも大切なタイミングに移動することが出来る。 →次のアイドレス:・大ネコリス(ACE)・中ネコリス(兵器)(誤植ではない)・小ネコリス(ACE)・テル(ACE) &tag(アイドレス,ACE);