トップ   新規一覧単語検索最終更新
   最終更新のRSS

寮(施設)
L:寮 = {
 t:名称 = 寮(施設)
 t:要点 = 寮,そこに住むメードなど
 t:周辺環境 = 宮廷,庭園
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *寮の施設カテゴリ = 藩国施設として扱う。
  *毎ターン犬士/猫士+2機される。この時食料は必ず-6万tされる。
 }
 t:→次のアイドレス = 暖かな家庭?(施設),保育園(施設),後藤亜細亜(ACE),吹雪先生(ACE)

----
雑多な裏設定文と、寮建設に協力してくれた方々:
[[寮を作ろう>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%E5%AF%AE%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8D%E3%81%86#g3e1b06d]](寮建築発足段階)
[[紺碧の説得 vs 夜國涼華編>hhttp://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%E5%AF%AE%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8D%E3%81%86#g640cd89]](要点:寮、メード)
[[紺碧の説得 vs うにょ&飛翔編>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%E5%AF%AE%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8D%E3%81%86#sfc05315]](要点:メード)
[[寮を建てよう]](寮建築開始段階)
[[寮を建てよう 第2段階]](政策および他の新規アイドレスとリンク)
[[とある夜の物語>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%E5%AF%AE#k65fa0ca]](メイドの勤務風景)
----
寮の説明:

 日頃藩国での活動になんやかやと駆り出され、他国に出張し、その割にはあまり待遇の良くない猫士達に、待遇改善を含めた感謝の気持ちと、「帰ってこれる場所」を用意するために、寮は設計、建築された。

 寮自体の外観は、シンタロ校のそれに酷似した形で建築。当初は猫士専用としていたが、寮内で勤務する国民のために、一部を居住スペースとして開放する。寮自体は森国に合わせて木造建築だが、ぱっと見ではそれとわからないようにカムフラージュされている。これは、A&Sの物件悪用対策案を参考にしたためである。

 部屋のサイズは、猫士用は人間用と代わらないが、備え付けられた家具類は猫士専用サイズで統一。ベッド、机など、一通り必要な家具が用意され、さらに必要となった場合は別途政庁で用意し、送り届けている。

 人間用居住スペースは、ぱっと見では猫士のそれと変わらないが、部屋と部屋との間の防音壁が簡単に取り外し可能で、これにより居住人数に合わせた部屋面積に変更できる。家具は人間サイズに合わせて用意される。家具もまた、猫士同様政庁から無償で提供される。

 この取り外し可能な「壁」は、例えば寮で勤務する者同士が結婚する、等の場合に「だったら二人の部屋をくっつけてしまえ」という、かなり安直な発想から思いついた構造である。もし二人が夫婦喧嘩をおこした場合には、それぞれの部屋の間にまた壁を設置し、“頭を冷やせ”という、ありがた迷惑な構造でもある。

 寮内には勤務者としてメードを複数人配置。彼女たちメードは国民雇用対策の一環として、寮内で勤務する。勤務は週休2日のローテーションシフトを組み、主に寮内及び猫士の部屋清掃、食事の料理など諸々の業務をこなす。が、たまに猫士の無断外出や門限破りを防ぐため、メード達が持つ箒銃が火を噴く時もある(実際はスタンモード:しびれビーム)。メードとして働く国民達には、[[夜國涼華>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%5B%5Bhhttp%3A%2F%2Fpw1.atcms.jp%2Fyoke2%2Findex.php%3F%25E5%25AF%25AE%25E3%2582%2592%25E4%25BD%259C%25E3%2582%258D%25E3%2581%2586%5D%5D#g640cd89]]、[[うにょ>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%E5%AF%AE%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8D%E3%81%86#sfc05315]]、[[蒼のあおひとが>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%E5%AF%AE%E3%82%92%E5%BB%BA%E3%81%A6%E3%82%88%E3%81%86#j92af36a]]それぞれ得意分野に従って講義を開き、また時には“お茶会”と称してコミュニケーションを図っている。
 寮内には勤務者としてメードを複数人配置。彼女たちメードは国民雇用対策の一環として、寮内で勤務する。勤務は週休2日のローテーションシフトを組み、主に寮内及び猫士の部屋清掃、食事の料理など諸々の業務をこなす。が、たまに猫士の無断外出や門限破りを防ぐため、メード達が持つ箒銃が火を噴く時もある(実際はスタンモード:しびれビーム)。メードとして働く国民達には、[[夜國涼華>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%5B%5Bhhttp%3A%2F%2Fpw1.atcms.jp%2Fyoke2%2Findex.php%3F%25E5%25AF%25AE%25E3%2582%2592%25E4%25BD%259C%25E3%2582%258D%25E3%2581%2586%5D%5D#g640cd89]]、[[うにょ>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%E5%AF%AE%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8D%E3%81%86#sfc05315]]、[[蒼のあおひと>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%E5%AF%AE%E3%82%92%E5%BB%BA%E3%81%A6%E3%82%88%E3%81%86#j92af36a]]がそれぞれ得意分野に従って講義を開き、また時には“お茶会”と称してコミュニケーションを図っている。ごくまれに、この3名については本人達が暇、かつ希望した時のみ、一日寮監として寮内で活動を行う。

 メードとして採用するのは、基本、女性のみだが、どういうわけかたまに[[男性のメード勤務希望者>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%E5%AF%AE#k65fa0ca]]も現れる。彼ら希望者は、適性チェックを行い、それが合えば採用、としている。

 建物が寮形態のため、風呂は大風呂が用意されるが、女性専用風呂、猫士と人間、分かれて入りたいといった場合のやや小さめの風呂場も用意される。風呂場そのものは寮の地下にあり、一部壁面などでは海中が見えるよう、耐圧ガラスを導入した。

 寮の外郭には、手入れの行き届いた庭園がある。これも、シンタロ校のそれを模した物で、四季に合わせた花が咲くよう、寮内の庭園管理者によって常に管理されている。

 遠くには宮廷こと、王宮「[[よけキング>http://pw1.atcms.jp/yoke2/index.php?%E9%81%BF%E3%81%91%E6%A3%AE%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%28%E3%82%88%E3%81%91%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%29]]」の姿も見える。実際の王宮はその隣にあるのだが、よけキングが立派すぎるので「あれじゃ王宮に見えないよね」というのがもっぱらの評判である。

 猫士の活動を管理するため、猫士のみ一応門限、および点呼が義務づけられている。たいていの門限破りや門限後の無断外出はメード達によって阻止されるが、ごくまれに無断外出に成功する猫士もいる。だが、その猫士には、その後たまーに、点呼の際に「点呼に答える道祖神:のうきん様の声」が聞こえるという怪奇現象が、寮長および寮監に報告されている。

(青にして紺碧)



** とある夜の物語 [#k65fa0ca]
夜の最終点呼が終わった海法よけ藩国猫士寮。そこに住んでいる猫士達はにゃ~にゃ~みゃ~みゃ~みゅ~みゅ~め~めぇ~声を上げながら就寝の準備をしていた。
次第に部屋の明かりが消えていく。静けさと月明かりと僅かな外灯の明かりが寮を照らし今日も一日が終わろうとしているその時、寮の端で蠢く影があった。

「前方視界良好、障害物もなしにゃ!」
猫特有の縦に長い動向を広げ行く先を警戒しているのは、闇夜に紛れる黒毛とその毛色とは正反対な名前のトウフ。
「ルート上の部屋の明かりが消えたのを確認ねぅ」
一見のんびりとした動きだが、要所要所で確認は怠らないのは白い毛並みのクー。
「・・・よし、行くぞ!」
三匹の中で一番大柄なブチ猫のコタロウが号令を発すると、三匹の猫士達は闇夜に紛れ素早く移動していった。

三匹が塀に辿り着こうとした瞬間、どこからともなく低い声が響き渡った。

「ひとつ!人より○○○ちゃん大好き!」(注:諸事情により人物名は伏せさせて頂いております)

「な、何ヤツ!!」
素早くコタロウが周りを見回すと、少し離れた建物の上に、それはいた。

月明かりに映えるシックなメード服。風に合わせてフワリとスカートが舞い、ちらりと見えるはメードの証ガーターベルト。

「ふたつ!不埒な妄想癖!」
フリルのあしらわれたカチューシャに彩られるは世を忍ぶ青白い髪。手にした箒型レーザーライフルが三匹に向けられている。

「あ、あれは!!」
驚愕の表情で三匹は「それ」を見上げる。

「みっつ!皆がドン引きさ!」
顔の上半分を覆われた瞳が妖しい光を宿す!

「残念だが、この謎の仮面の、バトゥルメーーーーーェェェッドゥG・U・Y!『U』がいる限り抜け出しはさせないZE☆!」

「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」

極端に温度の下がった空気の中、沈黙を破ったのトウフだった。
「あ、あの~・・・にゃにしてるんですか、うにょs、ひにゃぁぁ?!!!」
トウフの言葉が終わらぬうちに、箒型レーザーライフルか火を噴くとスタンビームがトウフに直撃した。
「と、トウフ?!」
「いきなりにゃにするんだにゃ!」
体が痺れて動けないトウフを守るように残った二匹が前に出ると、謎の仮面のメードガイは軽やかに建物から飛び降りた。
「いやぁ、だってほら、こう、ねぇ?一応俺は謎の仮面のメードガイのUであって、それ以外の何者でもないわけですよ?」

臨戦態勢を取る二匹に対し、謎の仮面のメードガイはやけに投げやりかつフレンドリーに話しだした。
「いやね、そりゃ抜け出したいのも分かるよ?うん、俺だって学生の頃はよく・・・というかほぼ毎週末に寮を抜け出してゲーセンでツインスティック握ってたしさー。」
「な、ならここは見逃して」「でも、だ。」
メードガイの言葉に安心したようにクーが声をあげるが、すぐにメードガイの言葉によって遮られた。
「規則があって仮にも今俺は今日の見回りという立場がある以上、見逃すわけにもいかんのよね~。せめて見つからなければよかったんだけどね。」
苦笑しながら箒型レーザーライフルを構えるう・・・仮面のメードガイ。
「というわけで。大人しく帰ってくれると俺も楽になるんだけど、どうする?」
「・・・それでもここで引くわけにはいかないにゃ!クー、二人で一気にやるにゃ!」
「にゃにゃぁ!」

二匹の猫士は小さな体を加速させ仮面のメードガイに襲い掛かる。しかしメードガイも得意のバックステップで距離を離しながら箒型レーザーライフルで迎撃を始める。

「やっぱりそうなるよねぇ~!」
箒型レーザーライフルの銃口からカラフルなレーザーが放たれる。
扇状に広がった白いレーザーは一旦止まると事前に決められていた向きにゆっくりと流れを変えていく。そのレーザーで動きが制限された猫士に向かい本命の弾が二匹に迫っていく。
だがしかし
「舐めないで貰いたいにゃ!仮にもおいら達はよけ藩国の猫士にゃ!!」
二匹の小さな体にスタンビームが当たったかの用に見えたが、黄色の弾丸は二匹をすり抜けて虚空に消えていった。
「うっそ、当たり判定1ドットかよ?!それずりぃ!だが、まだまだこれk」

【フォントサイズ最大】「じゃかぁしー!」
&size(20){「じゃかぁしー!」};

メードガイが次の攻撃に移ろうとした瞬間、宿直室のドアが一気に開かれ、寝巻き姿の女性が顔を出した。

「・・・あー、す、涼華さん?」
ピタリと動きを止めた二匹と一人は、首だけを動かし声の主を見た。
普段は笑顔で患者や回りの者を癒したいる彼女であったが、今は睡眠を邪魔されたせいか物凄い形相でメードガイと二匹を睨み付けた。
普段は笑顔で患者や回りの者を癒している彼女であったが、今は睡眠を邪魔されたせいか物凄い形相でメードガイと二匹を睨み付けた。
「・・・うにょさんもコタロウちゃんもクーちゃんもこんな時間に何しているんですか。もう就寝時間は過ぎてますよ。」
「い、いや、うにょじゃなくて仮面の」「・・・ん”?」「はい、すみませんでした。」
いい訳をしようとした仮面のメードガイは寝起きの涼華の一睨みで黙らされてしまい、残った二匹も怯えて尻尾が縮んでしまっていた。
「三人とも、罰として朝の点呼まで正座して反省してください。いいですね?」
「「「は、はい!(ですにゃぁ!)」」」
涼華は三人にそう言い伝えるとピシャリと宿直室の窓を締めた。




「と、トウフはどうしましょうかにゃ?」
「寝かせておいてやろうよ、起こして正座はさすがにキツイ・・・」
「そうですね・・・」

二匹と一人(とついでに痺れたままの一匹)は夜空を見上げた。

夜明けはまだまだ長そうであった。
(うにょ)

&tag(アイドレス,施設);

トップ   新規一覧単語検索最終更新
   最終更新のRSS