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※2009年1月15日、塔は爆破されました。
以下、ログ抜粋です。
+ 海法 > r:星見の塔から偵察すると見せかけて、実はそこにいたで誰か来た瞬間に、ログアウトして塔ごと爆破を試みます。 (1/15-21:41:39) 
+ 芝村 > 海法はゆかりに襲われた。 (1/15-21:46:36) 
+ 海法 > r:ログアウトを試みつつ、計画通り。爆破を。 (1/15-21:47:26) 
+ 芝村 > 爆破した。 (1/15-21:48:00)

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2009年3月24日、[[施設復興の設定文を追加>http://kaiho.main.jp/yoke2/index.php?%E6%98%9F%E8%A6%8B%E5%8F%B8%E3%81%AE%E5%A1%94#q096a4ae]]。
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【星見司の塔】(フレーバーテキスト:よっきー)

「そんな神がかりのような言葉を信じろと?」
「僕には君たちの使う理力のほうがよっぽど神がかり的に見えるよ。
 だが、君たちが理力で何を為し得るかについては身をもって知っている。
 つまりは、まあ、そういうことなのさ」

──とある星見司と理力使いの会話より

星見司。星の動きを読んで未来を予測するものたち。

彼らの予測はおおよそ常人の考えるところの範囲を超えており、
それゆえに奇人変人の類として周囲に認識されることも多い。

だが、そんな彼らがトップに立ち、国の行く先を決めているのが
この国、海法よけ藩国のありようであった。

去る3月8日に発生した同時多発爆発事件。
その原因を探るために藩王・海法紀光とヒラ星見司・よっきーの二人が
一命を賭して星辰の塔に登り情報を持ち帰ったことから、
一躍共和国内での星見司の地位は上昇した。

それに伴って、星見司を擁する他国も続々と情報収集能力を発揮しはじめたが、
天領から送られてきた一つの通達により、星見司処に激震が走った。
その通達の内容はこうである。

「星見の力、みだりに人に与えるべからざるものなり。
 全ての星見司アイドレスは天領預かりとし、
 引き換えに魔法使いアイドレスを下賜するものとする」

これに対する星見司たちの反応はというと、

「ゲゲーッ、俺たち結婚できないの?」

というのが主流であったというのが実情だがまあそれはさておき、
彼らはそれくらいでへこたれるようなタマではなかった。

同じくアイドレスの差し替えによって婚期を逃すこととなった理力建築士をそそのかし、
より星辰の塔に、世界の謎の真相に到達しやすいようにと、
数々の秘術を盛り込んで設計した星見司の塔をよけ湖の中心部に密かに建造したのだ。

クリスタルでできたその構造体は、満月の光を集めて複雑に屈折させ、
よけ湖の湖面に複雑な魔法陣を描き出し、瞑想通信能力を増幅。
星見司たちが星辰の塔へと至る手助けをする。

湖面に映る月明かりの元、今夜も星見司たちは人知れず世界の謎に挑む……

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余談──星見司の塔建設に携わった理力建築士たちの会話より──

「なぁ、なんでこんな湖のど真ん中みたいなところに塔建てるわけ?」
「それは月の光を湖面に写して魔法陣に──」
「別にそれって地上だったら周りに先に書いておけばいい話じゃねーの?」
「確かにそうだな……、そういえばこのよけ湖、昔なんという別名がついていたか知っているか?」
「えーと確か、無数のソックスが見つかったからソックス湖とかだったような」
「うむ。だがあれから一度として新たにソックスが見つかったという報告はない。
 この意味が分かるか……?」
「ソックスはもともとこの湖にあったものではない、と……?ま、まさか……」
「そうだ。上層部は星見塔を利用してもう一度ソックスを召喚するつもりなんだよ!」
「な、なんだってーっ!」

以上の会話はフィクションであり、実在の藩国および藩国民とは一切関係ございません。

http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1270.jpg
(遠目に見る、星見司の塔/絵:森沢)


http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1271.jpg
(そこからぐっと寄ってみる/絵:森沢)


【星見司の塔へ至る道 】(フレーバーテキスト:よっきー)
前述の通り、湖の真ん中に建設されている星見司の塔。
では、いったいどのようにして星見司たちは湖を横断するのだろうか。

舟を使ってえっちらおっちら漕いで行く、というのが
この塔を初めて見たものがおおよそ考え付く方法である。
だがその方法では塔の下までたどり着くことはできても、
理力によって固く封印された入り口を認識することすらできない。
もちろん、飛行や水上移動可能なI=Dを用いたとしても結果は同じである。

星見司の塔に登るには、自らに世界の謎に立ち向かうだけの力があることを証明せねばならない。
そのためにはこの塔そのものに仕掛けられた論理トラップを突破する必要がある。
論理トラップを突破してその力を認められた星見司の前には、
塔は自らへと至る道を作り上げ、門の封印をも解放するのである。

この道はトラップを突破した人間にしか認識できず、触れることもできない。
もしも星見司が塔に至る瞬間を普通人が目撃していた場合、
あたかも空中を歩き、塔のクリスタル質の中に吸い込まれていくかのように見えるという。

http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/1285.gif

(星見司の塔への道/絵:森沢)

**   星見の塔復興SS [#q096a4ae]

 ついこの間まで、鬱蒼とした樹木に覆われ常にひんやりとした空気に包まれていた山道は、いまやすっかり見通しよく風が吹き渡り、地面も回りも覆い尽くす白い結晶の照り返しで眩しいほどだ。
 その白砂をじゃりじゃりと踏みしめて、見慣れぬ風景の中、少し汗をかきながら森沢は山頂を目指す。
 最後の角を回り込んで山頂に達すると、そこにはそれだけは変わらぬ青く深い色の湖が広がっていた。
 そして、青の中央にぽつんとある小島にたたずむ、石造りの塔。
 星見の塔。
 別名を「月の塔」とも呼ばれるように、その塔が星見司達を世界の謎の探求に向けて送り出すのは宵闇の時間である。
 いつもは月の光を浴びて神秘的に輝く姿しか人に見せていなかったそれは、昼間のあからさまな日差しの中に半壊した姿をさらけ出され、今はひどく脆く儚く見えた。
 森沢は水際に座り込んで、呼吸を整えつつ、しばらく呆然と塔を眺めた。

 国の施設は世界樹の浄化と共にことごとく毀れおち、その復旧で国のすべての人員がとにかくも多忙である。
 人の負担を減らすためにもできるだけ効率の良い復旧を行う必要があり、そのためには事前に調査を行い、綿密な復旧計画をたてなければならない。
 そこで、星見司であり、塔を最初に建設した者の一人でもある森沢が、まず一人、現地に赴くことになったのであった。

 深呼吸して指先で湖水にそっと触れ、そこに星見司にだけ見える道が頼りない薄い虹のように水の上に現れたことに安堵しつつ、立ち上がってぽてぽてと歩いて小島にたどり着く。
 塔を見上げ、そしてほっと息をついた。
「思ったより、ひどい壊れ方はしてないな。これだったらすぐ直せそう」
 確かに塔の石組みは激しく崩れているが、周りに散らばっている石材そのものには亀裂や破損は見あたらない。ここにある元の材料を使って理力建設士が再度設計通りに石を組み、魔法使いが詠唱をもって星見を成せるまでの力ある塔の形に整えることで、再建は可能なようだ。
 きっと、一度壊れた後、つい先日宰相が自ら建て直して下さっていた、その詠唱の力が、加護が、まだ残っていたんだろうなぁ。
 彼方に感謝しつつ、基盤のひんやりとした石を撫でる。

「これまで何度もお世話になったから、今度はお返しする番だねー」
 もちろん、散逸した資料を集め、整理し、すべてをあるべき姿に戻すには更に時間がかかるだろうけれど。
 ここから、あの未知なる世界に、星の世界に、また旅立ちたい。
 森沢は強くそう願いつつ、瞑想通信で状況を政庁に送り始めた。

 湖畔に戻り、慣れない登山にちょっと疲れてその場に横になってうとうとして、気がつくと既に周りでは沢山の猫士達が忙しく立ち働いていた。
「うを!さっき通信を送ったばっかりだったのに!」
「あなたが山に登っていくのを見かけた人がいましてね、連絡をくれたんですよー」
「雨が降ったら、塔の中の本が濡れて駄目になっちゃうでしょう。それだけでも早く避難させないといけませんからね」
 周りにはいくつかテントが張られ、しかもちらほらと民間人までいる。
 「畑を直すも大切だけど、星見の塔で調べた結果で早く戦争から避難できたことがあったよ、ありがとうって、他国の人から言われたことがあってね。だから塔を直すならちょっと手伝いたいなって思って。ほら、これ」
 地元の人だろう、握り飯を手渡してきながら聞く話に、自戒を込めて何度もうなずいた。
「ありがたいです。私もがんばりますから、がんばりますから」
 あなたへの感謝の気持ちも込めて、再建の時に詠唱しますから、と言おうとする前に、
「うん。あんたががんばってくれないと。あの島まで行ける星見司は、ここでは今のところあんただけだだそうだからね。一人で荷物運びは大変そうだね」
「うわ、そういう意味ですかー!」
 今日は予備調査で来ただけなのにと思いながら、これから続く力仕事に備えて、森沢は指についたご飯粒も全部丁寧に食べたのであった。

おわり 
(森沢)

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名前:星見司の塔
要点:・塔・湖
周辺環境:・月
評価:-
特殊:
*星見司の塔は毎ターン世界の謎質疑大会(2時間)、もしくは謎的冒険(同時間)が出来る。
L:星見司の塔 = {
 t:名称 = 星見司の塔(施設)
 t:要点 = 塔,湖
 t:周辺環境 = 月
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *星見司の塔の施設カテゴリ = 建築物として扱う。
  *星見司の塔の位置づけ = 特殊施設として扱う。
  *星見司の塔の特殊 = 星見司の塔は毎ターン世界の謎質疑大会(2時間)、もしくは謎的冒険(同時間)ができる。
 }
 t:→次のアイドレス = トーゴ(ACE),八神少年(ACE),ゆかりVer3(ACE),ネコリスファミリー(ACE),アブタマルの助力(イベント),アーノマーホ(絶技)

[[HQ根拠:http://blog.tendice.jp/200705/article_3.html]]

※6/25の質問大会は「海法@ の発言:芝村さんに前きいたとこでは、一時間ゆわれたー。

※6/25の質問大会は「海法@ の発言:芝村さんに前きいたとこでは、一時間ゆわれたー」
とのことでした。

→次のアイドレス:トーゴ(ACE)、八神少年(ACE)、ゆかりVer3(ACE)、ネコリスファミリー(ACE)、アブタマルの助力(イベント)、アーノマーホ(絶技) 

[[L:星見司の塔>藩国ライブラリー(L:)#u697aac5]]
 
&tag(アイドレス,施設);

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