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●クローン技術に対する国の見解

・医療面について

クローン技術の医療分野における可能性は大きいものがあります。「医療用の部分クローン」については、これらの製造を認定します。
現在、犯罪組織による違法な臓器売買業、それに伴う被害者が存在するため、それらの局限にもつながるでしょう。

医療クローンに関しても、技術的、社会経済的、倫理的に様々な課題は存在します。こちらについては、クローン技術による生命倫理や人権の阻害などが起こらぬように倫理観などの面を研究・相談し、セミナーなどを開く予定です。

○補足
「医療用の部分クローン」とは、「体細胞に由来する医療用部分クローン」となります。
胚性クローン、卵細胞使用クローンについては生命倫理の観点や、下記の規制等に繋がることから認めておりません。

・全身クローンについて

海法よけ藩国では、全身クローンの生成を規制します。

全身クローンとは、一つの命、人格を作ることです。生まれた全身クローンは一人の人間であり、命と尊厳と人権があります。

通常、子供が生まれる時は、保護者や保護者の義務、子供の権利が法によって、また皆の心遣いによって守られますが、全身クローンに関してはそのような制度が今のところなく、生まれたクローン人を正当に扱うのは難しい状況です。

実際に、各国で、人権がないことを利用した奴隷目的での製造、大量に作ることでの政治目的の製造、特定人物とすり替わり混乱を与えるためのテロ目的のクローンなどが確認されています。

無責任に子供を作ることがいけないように、無責任に全身クローンを作ることはいけないことです。

海法よけ藩国では、これらに対し、反対し、禁止します。
当面、全身クローンの生成を国内では禁止します。

・遺伝子操作クローンについて

特定の遺伝子を操作することで、人体を強化したり特殊能力を持たせたクローン体を作る場合があります。
これらは、人体を兵器や道具として搾取する結果につながります。

海法よけ藩国では、そうした強化クローンに対し反対します。国家、軍事、民間の全部において、強化クローンを禁止します。

一方、特定の病気において、遺伝子治療をしたクローン臓器を移植することで良い結果が得られる場合があります。
これらについては、届け出をいただければ裁定し処理します。

・クローン技術に対する規制

以上より、海法よけ藩国では、国が奨励する「医療用の部分クローン」以外のクローン技術の使用を禁止します。
これについては、クローン技術の悪用は非常に悪影響が強く、様々な混乱を引き起こす可能性が高いためです。
その他、医療用途にて部分クローンを作成する際に、強化クローンなどの改良を行なうことを禁止します。
上記の禁止とは、製造・販売・使用等全てを含めた上での禁止であり、国内だけではなく、他国からの買い付け及び販売なども強く禁止します。

これらを守る限りにおいてのクローン技術による医療発展は歓迎することであり、これに協力する海法よけ藩国の医療機関には国からの支援を送ることとします。
また、これらの管理・追跡のために、部分クローンの製造・使用などは届出を行なうことを義務付けます。
こちらについては、不正を防ぐ為に抜き打ち監査等も行います。ご協力のほど、お願いします。

・クローン技術の悪用に対する罰則

藩国が奨励する「医療用の部分クローン」以外のクローン技術の使用が確認された場合、これらを厳罰に処します。
全身クローンや強化クローン等は人権・生命倫理を著しく犯す行為であり、違法です。
これらは確認され次第、研究者・作成者を厳罰に処すとします。
罰則の度合いは発覚した使用法等で変わりますが、最低でも高額の罰則金もしくは10年以上の懲役。重度の違反では終身刑もありえます。
なお、これらについては詳しく検査し、故意か、未必の故意か等で温情を認めます。

また、この罰則は既に誕生してしまったクローン人や、自らの意思を問わず処置を施された人を処罰するものではありません。

・クローン人に対する処置について

クローン人について、特定の人物との混同が起きうる場合、クローンオリジナルも含め、区別がつく形を相談した上で、国民として登録し、通常の生活を送っていただく予定です。

強化クローンに関しても、通常の生活が送れるような相談を行います。

このとき、同意を得られない場合は各種説明の上、暫くの間監査が着くこととなります。こちらのほうのご協力もよろしくお願いします。

最後に、これらの罰則はクローン人の存在を認めないわけではなく、あくまで悪用を防ぐ為と言うことをご理解下さい。

(海法よけ藩国 国王 海法 紀光)
(海法よけ藩国 法官 青にして紺碧)

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