i言語がすぐ書ける(ほんと。嘘ついたら針千本呑ます)第2回
或いは「i言語ってこんなにおトク」 bookmark
by海法 紀光
記号とかよくわからないやつ bookmark
第一回では、i言語は、質疑応答を含めてルールをわかりやすくまとめるために作られたと書きました。
第二回は、いよいよ、i言語で、よくわからん人が多いと思う「f:」やら「t:」やらの謎記号です。
記号の説明のその前に bookmark
ゲームのルールとか法律とかは、おおむね、箇条書きで書かれていることが多いです。なぜかというと、長い文章は、長ければ長いほど解釈の幅ができて曖昧になりやすいので、短くはっきりした文章を積み重ねて全体を作ってゆくわけですね。
ルールに関する質疑応答も、長文と長文の応酬よりも、短い質疑に分けたほうが便利ですよね。
なので、i言語も、そうなっています。
f:ナントカ=カントカ
とかいうのは、そういう風に、「短くはっきりした文章」で記述する必要がある時です。
もちろん、細かい箇条書きより、長い説明が有効な場合があります。そういう時は「#」を使いましょう。「#」は、普通に長い文章を書いてもOKなのです。
というわけで式の記号 bookmark
式の記号には3種類あります。
f:、t:、l:です。
似たようなのが3つもあるから、とっつきにくくなってると思いますが、そこはそれ、一つずつ見ていきましょう。
f: bookmark
f:は、「これって、こうなの?」という質問を意味します。
つまり、ルールに関して、プレイヤー側から質問や、提案する時に使います。
例えば、
例えば、海法について、わからないところ、あるいは、こうじゃないかと思うところがあったら、こんな風に書くわけです。
f:海法の性質=海法はとっても、だらしない
これについて、芝村さんが、「通る」とか「通らない」とか言います。
「通らない」と言われた場合、その設定は一旦ナシということになります。
通った、という場合はl:やt:に変化します。
t: bookmark
t:は、「それって、そうだね」「これはこうなってるよ」という回答を意味します。
つまり、確定したルールを意味します。
f:海法の性質=海法はとっても、だらしない
芝村:通った
こうなった場合、f:はt:に変化して。
t:海法の性質=海法はとっても、だらしない
ということになります。
この場合、アイドレスのあらゆる場面において、海法の性質は、とってもだらしないんだよ、と定義されました。
l: bookmark
l:は、「とりあえず、こうしとこう」という回答を意味します。
例えば、上記の例で、「アイドレスのあらゆる場面において」海法が、だらしない、というのは、わりとあんまりです。
「今回のゲーム中は、そういうことでオッケーよー」とか、そういう場合は、
l:海法の性質=海法はとっても、だらしない
こうしておけば、とりあえず、その場はOKというわけです。
今回のまとめ bookmark
i言語がすぐ書ける(ほんと。嘘ついたら針千本呑ます)第2回
{
#今回の内容は、なぜ記号が必要か、です。わかりやすくはっきりした文章を積み重ねてルールを作る場合に、記号が便利になります。三種類の記号の違いがなんとなくわかればOKです。
l: f:=文頭に入る制御文字の一つで、「これってこういうことなの?」とプレイヤーから提案する時に使う。
l: t:=文頭に入る制御文字の一つで、「これって、こうだよ」という確定した設定を示す時に使う。
l: l:=文頭に入る制御文字の一つで、「今回はこれでOKよ」という風に、その場限りの設定を示す時に使う。
}
Tag: i言語 チュートリアル