太陽電池メガフロート
EV165 海法よけ藩国提出物
この項のまとめ
・森を残して海へ出よう!
コンセプト
森を残して海へ
「得られた利益で民間投資と税制改革を行い、それで活性化のサイクルを作ってさらに……」
「……早めに会計士やとったほうがいいですよ?」
──帳簿が苦手な藩王
巨大ドックを中心に工業化を進めてきた海法よけ藩国だが、それにも限界があった。工業化が進めば進むほど、森は失われ、森国人らしい生活から遠のいてゆく。時代の流れとはいえ、際限なく受け入れることで、国の文化が失われることは望ましくない。
そこで考えられたのが、海への進出である。
森を、国土を保存したまま、産業を興すために、海面を利用する。幸い、海法よけ藩国は島国であった。海に生活圏、産業圏を拡げるために考えられたのがメガフロートである。
メガフロートを居住区として拡げる。
魚礁として、漁業振興とする。(注1)
太陽電池によってエネルギーを賄う。
この3つから、第一弾として選ばれたのが、太陽電池である。
巨大ドックの膨大な生産力を生かし、太陽電池を搭載したメガフロートを量産する。
広大な海を生かし、太陽電池を並べることで、電力を起こす。
そこから得られる利益を国民に還元し、国内のエネルギーを安価にし、各種産業の活性化(注2)を狙う。
これが今回の産業育成準備のコンセプトである。