太陽電池メガフロート
EV165 海法よけ藩国提出物
この項のまとめ
・国は一国じゃ生きられない!
・森国にも産業が必要!
・そのために巨大ドック作ったよ!
・今度は太陽電池メガフロートだ!
メガフロートとは
グローバル化と森国人
「発電、漁業、居住区か。よーし三つとも全部やっちゃうぞ!」
「全部やったら散漫になりませんか?」
「はっ!?」
──ある日の会話(ほんとに全部やるところだった(汗))
人は一人では生きられない。
国も一国では生きられない。
単純なことだけれども、それはそれで大変だ。
ニューワールドにおいて人口が増え、経済が活性化するに従って、世界の国々のつながりは深くなっていった。人の流れ、お金の流れ、物の流れは大きくなっていった。
流れに乗ることができた国は良いが、流れに乗り損なった場合、国は大きく傾くこととなる。経済の流れは、工業化による大量生産を前提としたため、工業化の伝統を持たなかった森国は様々に出遅れ、影響を受けた(注1)。
森国人は、森と、自然と共にある民である。国土の森を切り開き、工場にすることは誰しも避けたかった。その一方で、時代は流れていた。時代の流れに押し流されずにいるためには、なんらかの方法で経済圏に入ることが必要だった。
よけ藩国の工業化への回答が、巨大ドックの建造であった。秘密戦艦を擁していたから考えられた巨大ドックだが、建造の際には大きな借金を抱えた。FEGを含む各所から債務保証をいただいたことで、よけ藩国は立ち直り、経済問題を乗り切ることに成功する。
もちろん、一度成功したからといって、同じやり方でずっと乗り切れるわけではない(注2)。産業育成準備に対して、よけ藩国は、新たな巨大ドック活用法を編み出す。
それが、メガフロートである。
メガフロートは、巨大な海上構造物であり、平たく言えば、海に浮かべたでっかいコンクリの箱である。この箱に何を載せるかで、大きな可能性が開けるのだ。
EV165で載せるのは、太陽電池である。