太陽電池メガフロート
EV165 海法よけ藩国提出物
この項のまとめ
・よけ藩国は独りじゃない!
協力
手を取り合うこと
「感謝の気持ち!」
「ご挨拶とお歳暮!」
「確認とお礼状!」
「お茶とお菓子!」
──国際協力にてんやわんやな様子
メガフロートの設計から量産、運用の全てにおいて、どれだけ多くの国のご協力をいただいているかは、列挙していけば限りがない(以下敬称略)。
技術の項目でとりあげたように、太陽電池の運用については、玄霧藩国、無名藩国およびFEGより多くの助言と協力をいただいた。
メガフロート、各種送電設備、また国内での変電設備に当たっては、リワマヒ国の部品産業との提携に助けられた。大量発注に対し、高水準の部品を提供していただけたことが、計画を成功させる要となった。
そうした部品のやりとりを行うための流通は、レンジャー連邦の輸送機と羅幻王国の輸送船があってこそである。
新たな製品の量産については、研修が重要である。
akiharu国の映画産業は、娯楽、芸術作品だけでなく、そうした教育・研修動画も請け負っており、よけ藩国も、さっそく発注した。
ビデオを見ることで、作業を学びやすくなる。作業をよく理解すれば、事故も減る。直接、目には見えないかもしれないが、そうしたビデオは、多くの人命を救い続けている。(注1)
そうやって産業を枠だけ立ち上げても人が来なければ意味がない。そこにおいては無名騎士藩国の提供する農業機械にもお世話になっている。
よけ藩国は、巨大ドック以前は農業国であり、現在も、農業の比重は大きい。
農業機械で、農家の人の手が空いたり、より大きな収入を得ることで余裕が生まれ、そこから、新たな産業に携わる人員が生まれる。(注2)
その他、書ききれない多くの点を合わせれば、ほぼ共和国全てのお世話になっているといってもいいだろう。
もちろん、よけ藩国の側からも、できる限りの協力を行っている。
太陽電池メガフロートの輸出を行う他、たとえば、太陽電池の設計ノウハウをいただいた国々には、大量の太陽電池システムの運用・設計技術を提供している。(注3)
こうした国を超えた緊密な協力は、現在の経済圏があってこそである。
かつて海法よけ藩国を追い詰めた経済の発達は、このようにして、今、よけ藩国を助けている。
研鑽と努力を怠らなければ(そして不運の時に支え合う友がいれば)時の流れは、必ずしも残酷ではないのだ。(注4)